
俳優として多くのドラマや映画で活躍する阿部寛さんですが、実はデビュー当時はモデルとして圧倒的な人気を誇っていました。
高身長と端正な顔立ちで「若い頃がイケメンすぎる」と今でも話題になり、当時の雑誌や写真集を探すファンも少なくありません。
その後、俳優へと転身してからは独特の存在感を放ち、シリアスからコメディまで幅広い役をこなす実力派へと成長しました。
現在では国民的俳優として知られる阿部寛さんですが、若い頃のモデル時代からの変遷を振り返ると、その魅力の源が見えてきます。
本記事では、阿部寛さんの若い頃の貴重な画像やエピソードを交え、モデル時代から現在までの歩みをまとめて紹介します。
阿部寛の若い頃|モデル時代から俳優転身まで

ノンノボーイフレンド大賞での華々しいデビュー
阿部寛さんがモデルの道を歩み始めたのは、1985年に開催されたノンノボーイフレンド大賞の優勝がきっかけです。当時21歳で、189cmという圧倒的な身長と端正な顔立ちで一気に注目を浴びました。

この受賞によってメンズノンノの専属モデルとなり、業界で一躍脚光を浴びる存在になったのです。
若い頃の彼にとって、この出来事はまさに人生を大きく動かす転機でした。
デビュー後の阿部さんは、メンズノンノの表紙を次々と飾り、当時の「イケメンモデル像」を体現していました。

クールな表情と洗練されたスタイルで、1980年代後半から1990年代初頭にかけて、多くの若者に憧れられる存在でした。街では雑誌を手に、彼が着こなしたファッションを真似る若者が多く見られ、まさに時代のアイコンだったのです。
人気モデルとして業界を牽引
阿部寛さんはファッション誌だけでなく、国内外のショーにも出演し、その存在感を広げていきました。
189cmの高身長と端正なルックスは、他のモデルと一線を画すものでした。
当時はファッションを超えて、ライフスタイルそのものに影響を与えるほどの影響力を持っていたと言えます。
1980年代後半は、雑誌やファッションが若者文化を牽引した時代でした。
その中心にいたのが阿部寛さんです。
彼が着こなした服がトレンドとなり、若者の憧れを集めました。私自身、当時の写真を見ると、阿部さんの存在がどれほど影響力を持っていたかを強く感じます。
俳優への転身と厳しい下積み
1987年、映画『はいからさんが通る』で俳優デビューを果たしました。

しかし、モデル時代の華やかさとは裏腹に、俳優としての活動は思うようにいかず、1990年代は出演作が減少し、苦しい時期が続きます。
華やかなモデルから俳優へと転身するのは容易ではなかったのです。
仕事が減る中でも阿部さんは諦めず、舞台や小規模作品で経験を積みました。
外見だけでなく演技そのものを重視する役柄に挑戦し、試行錯誤を重ねて自分の演技を磨いたのです。
この地道な努力が、後に俳優としての転機を呼び込みました。
TRICKでの再出発

出典:TELASA
大きな転機となったのは2000年放送のドラマ『TRICK』です。
コミカルで存在感のある演技で視聴者を魅了し、演技派俳優としての評価を確立しました。
その後は多くの作品に出演し、主演を務めることも増え、幅広い役を演じ分ける力を身につけました。
苦しい時期が今の成功を支えた
モデルとしての成功と俳優としての挫折、そして下積みを経た努力が、現在の阿部寛さんを形作っています。
苦しい経験を土台にした演技には深みがあり、多くの人を惹きつける力があります。
今も第一線で活躍を続けられるのは、若い頃の試練を乗り越えたからこそだと感じます。
現在の活躍と幅広い役柄への挑戦
「結婚できない男」や話題作での大成功
阿部寛さんの代表作として真っ先に挙げられるのが『結婚できない男』です。

この作品で彼が演じた偏屈だがどこか愛らしい建築家・桑野信介は、多くの人々に深く愛されました。
誰もが共感できるストーリー展開と、阿部さんならではのユーモア溢れる演技は視聴者の心をつかみ、大ヒットを記録しました。
この作品を通じて、阿部さんはテレビドラマの主演俳阿部寛の代表作と若い頃からの現在までの歩み
テルマエ・ロマエと新参者での大躍進
阿部寛さんを映画界で一気に有名にしたのは、テルマエ・ロマエです。

独特でコミカルな古代ローマ人を演じ、日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞も受賞しました。私も初めて見たとき、体格の迫力と表情の面白さに圧倒されたのを覚えています。
一方でドラマ新参者では、寡黙で観察力に優れた刑事を演じ、社会派作品として高い評価を得ました。
正反対のジャンルで全く違う魅力を見せつけたことが、阿部さんの幅広い実力を証明した瞬間だったと思います。
阿部寛のプロフィールと経歴

- 生年月日:1964年6月22日
- 出身地:神奈川県横浜市
- 身長:189cm
- 血液型:A型
- 学歴:中央大学理工学部電気工学科卒業
- 職業:俳優、モデル
- 所属事務所:茂田オフィス
阿部寛の経歴(若い頃から現在まで)
- 1983年:在学中に「集英社 第3回ノンノボーイフレンド大賞」で優勝。
- 1980年代前半:『MEN’S NON-NO』などのファッション誌でモデルとして活動。端正な顔立ちと高身長で人気を集める。
- 1987年:映画『はいからさんが通る』で俳優デビュー。
- 1990年代前半:トレンディドラマに出演するも、役に恵まれず仕事が激減。下積み時代を経験。
- 1993年:舞台『熱海殺人事件』に出演し、俳優として再評価される。
- 1990年代後半:ドラマ『結婚できない男』や『TRICK』シリーズなどで個性派俳優としてブレイク。
- 2000年代以降:『ドラゴン桜』『新参者』『テルマエ・ロマエ』など数々のヒット作に出演。シリアスからコメディまで幅広い役をこなす。
- 2012年:映画『テルマエ・ロマエ』で主演を務め、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。
- 2018年:NHK大河ドラマ『西郷どん』で島津斉彬役を好演。
- 現在:映画・ドラマで主演を務める日本を代表する俳優の一人。
まとめ
阿部寛さんの若い頃は、まさに時代を象徴するイケメンモデルでしたね。高身長と端正な顔立ちは圧倒的で、当時の雑誌を手に取るとその存在感に驚かされます。
その後、俳優へと転身してからは順風満帆ではなく、長い下積みを経験しました。私はこの苦労の時期が、今の深みある演技を支えていると感じます。
『TRICK』や『結婚できない男』での再ブレイクは、努力の積み重ねが花開いた瞬間でした。
現在では国民的俳優として、多彩な役を演じる姿が私たちを魅了し続けています。
モデル時代から現在の活躍までを振り返ると、阿部さんの人柄と努力が一層際立ちますね。これからも第一線で活躍する姿を応援したいです。