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最終面接は『逆質問』で決まる!内定&入社後も役立つ質問力

今回は、最終面接で受かるための「逆質問」についてお話しします。
私自身、10年以上人材会社を運営してきました。
その中で、数多くの方を最終面接の合格に導いてきました。

今日はその経験をもとに、合格に近づく逆質問のコツを具体的にお伝えします。

目次

逆質問は合否に関係ある?

まず、多くの方が気になるのが、逆質問が合否にどのくらい影響するのか、という点です。

実は、逆質問の内容だけで合否が決まることはあまり多くありません。
多くの企業では、逆質問の前に評価の大部分が決まっているのが現実です。

ただし、合否が微妙な「ボーダーライン上」にいる場合には逆質問が決定打になることもあります。
実際に、企業の役員の方に聞いたところ、逆質問で合否を決めたことがあると答えた方が多くいました。

ですから、ここで紹介する逆質問のコツを知っておくことはとても重要です。

逆質問が中心になる最終面接もある

まれにですが、面接官から「何でも聞いてください」と言われるパターンもあります。
その場合、面接の大半が逆質問で占められます。

このようなケースでは、逆質問の内容がそのまま評価に直結します。
だからこそ、しっかりと準備して臨むことが大切なんです。

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逆質問には必ず自分の考えを入れる

逆質問をするときは、必ず「自分の考え」を交えて聞くようにしてください。

ただ単に「◯◯って何ですか?」と聞くだけでは、面接官に響きません。
それは、学校の授業で先生に質問するような聞き方になってしまいます。

たとえば、「将来こういう仕事を目指しています。そのためには〇〇が大切だと考えています。御社ではその点についてどうお考えですか?」という聞き方がおすすめです。

自分の解釈や目的を伝えたうえで質問すると、会話としても深まりやすくなります。

面接官が熱く語り出す質問が効果的

逆質問の中でも、最も効果があるのは「面接官自身が熱く語りたくなる質問」です。

多くの人は「自分の知りたいことを聞く時間」だと考えています。
ですが、本当に評価される逆質問は、相手がつい語りたくなる質問なんです。

役員や部長クラスの方は、豊富な経験を持っています。
だからこそ、その方の武勇伝や経験を引き出す質問が有効です。

たとえば、「これまでで一番苦労された経験は何でしたか?」といった聞き方は非常に効果的です。

人は自分の話をするのが好きです。
そして、自分の価値観や経験を話せる場を与えられると、自然と心を開いてくれます。

相手の情報を調べておく

事前に面接官が誰なのかがわかる場合は、その方の情報をネットで調べておくのが理想です。

たとえば、「長年〇〇事業を担当されていると拝見しました。その中で一番印象に残っている経験を教えていただけますか?」という聞き方ができます。

これだけで、相手は「ちゃんと調べてくれているんだな」と感じてくれます。

情報がない場合の質問のコツ

逆に、面接官の情報が全くわからない場合もあります。
そんな時は、逆質問の1つ目として「今までどんな経験をされて今のポジションに?」と聞くのが有効です。

その回答をもとに、2つ目・3つ目の質問へと展開していくことで、自然な会話が続きます。

未来についても聞いていいの?

未来についての質問も有効ですが、少し注意が必要です。

未来志向の経営者であれば「これからどうしていきたいか」という質問が響くこともあります。
ですが、役員クラスでも目の前の業務に集中している方も多いのが現実です。

そういう方に未来の話を振っても、あまり価値観が引き出せないこともあります。
ですので、まずは「過去の経験」を聞く方が話が広がりやすいです。

たとえば「コロナ禍で特に苦労された時期はいつでしたか?どう乗り越えられたのですか?」と聞くと、相手の考え方や価値観が自然と伝わってきます。

他にも「御社の魅力をどんなときに感じますか?」といった聞き方もおすすめです。

こういった逆質問を通して、面接官との距離を縮め、合格に近づけていきましょう。


質問の仕方と聞き方が内定のカギを握る

ここで本当に大切なのが、質問の内容だけでなく、聞く姿勢です。

実際、過去にこんなケースがありました。
ある方が最終面接で「どんな苦労をされましたか?」と聞いたところ、面接官から「またその質問?誰かに言われてるの?」と冷めた反応をされてしまいました。

他にも、「そんな簡単に話せるものじゃないよ」とやや突き放された人もいました。

こうした残念な反応を避けるためには、まず「質問の仕方」に工夫が必要です。

テンプレのような質問ではなく、自分の考えや、相手の経歴を踏まえた内容にするのがポイントです。
たとえば「私は◯◯の経験が課題だと感じています。Aさんはこの分野でどのような壁を乗り越えてこられましたか?」というように、自分の背景と重ねた質問が効果的です。

聞く姿勢で印象は大きく変わる

そして何より大事なのは「聞き方」です。
どんなに良い質問をしても、無表情で淡々と聞いていたら逆効果です。

私は、話を聞くときは目を輝かせてリアクションを意識しています。
たとえば、「それは気づきませんでした!」「本当にすごいですね」と、素直に驚きや感動を伝えるようにしています。

こういう前のめりな姿勢が、相手の話す意欲をぐっと引き出してくれるんです。

合いの手と深掘りのテクニックを使う

さらに、相手が話しやすくなる「合いの手」も重要です。
ただ「へぇ~」だけでは不十分で、話の内容に寄り添うように反応することが大事です。

たとえば、相手の経験に共感しつつ、「そのとき一番大変だったことは何でしたか?」と深掘りしてみましょう。

こうした質問の重ね方は、相手の本音や価値観を自然に引き出すコツです。

よく使われるテクニックに「さしすせそ」があります。

  • さ:さすがですね
  • し:知りませんでした
  • す:すごいです
  • せ:センスがありますね
  • そ:そうなんですね

この5つを意識しながら、相手の話をしっかり受け止めると、自然と好印象になります。

このスキルは面接以外でも活きる

こうした「質問力」「聞く力」「リアクション力」は、面接だけでなく、入社後も本当に役立ちます。

社内の上司や営業先の担当者など、年上の方と接する機会は想像以上に多いです。
そんな中で、相手に「この人、感じがいいな」と思ってもらえる力は武器になります。

この就活の期間を通じて、ぜひそのスキルを身につけてほしいと思います。

今回ご紹介した逆質問のコツを意識してもらえれば、面接官に強い印象を与えられるはずです。
そして内定を勝ち取って、入社後も信頼される社会人として活躍していけるはずです。

皆さんのチャレンジを、心から応援しています。

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