社こんにちは。今回は「自分に合わない仕事を続けると何が起こるのか」について、実体験を交えながらお話しします。
僕はこれまでに、自分の適性と合っていない仕事を続けたことで、心も体も限界を迎えた経験があります。今回はそのときに感じたサインや、身に起きた変化についてお伝えしたいと思います。
よく「職場に適応できない自分が悪いのかな」と思い込んでしまう人がいます。でも実際は、環境ではなく仕事内容そのものが合っていないケースも多いんです。
僕自身もそうでした。「これ、自分のせいじゃなくて、仕事内容が違うだけなんじゃないか」って、ある日ふと気づいたんです。
希望ややりがいを感じられなくなったとき、人は前に進む力を失ってしまいます。だから、違和感を無視して頑張り続けるのは危険です。
合わない仕事を続けると出る3つのサイン
自信がなくなる
まず最初に感じたのは「自信の喪失」でした。
僕は以前、転職エージェントの仕事をしていたんですが、毎日100人近くのお客様を担当し、「いかに効率よくさばくか」という業務スタイルでした。
でも、僕はもともと「一人ひとりと深く向き合いたい」という気持ちが強かったんです。そこにギャップを感じて、次第に成果も出せず、自信がどんどん削られていきました。
成果発表会では名前も呼ばれず、毎月ただ目立たないように気配を消して過ごしていました。
例えるなら、電気しか出せないピカチュウが、葉っぱカッターの練習をしているようなものです。できないことを必死にやって、自分が劣っていると感じる。その結果、自信を失ってしまうんです。
自己否定が強まる
次に起こるのが、強い自己否定です。
大学時代、僕は居酒屋でバイトをしていたことがあります。明るくて社交的な人ばかりの中で、僕だけは静かに過ごしたいタイプでした。
でも当時は「なじめない自分が悪い」と思って、どんどん自分を否定してしまったんです。
今思えば、性格が合っていなかっただけなんですよね。でも「自分がダメなんだ」と思い込んでいたから、毎日が本当にしんどかった。
成長意欲がなくなる
3つ目は、成長したいという気持ちが消えることです。
僕は「一人ひとりの人生に向き合いたい」という思いで働いていたのに、現実は「もっと効率を上げろ」「削れるところは削れ」という方針ばかり。
そのうち、「どうせ頑張っても報われない」と思うようになり、成長したいという気持ちさえ失ってしまいました。
「とにかく早く一日が終わってほしい」「給料さえもらえればいい」っていう感覚になってしまったんです。
自分が壊れる前に逃げていい
この3つのサインが出たら、もうその仕事はあなたに合っていない可能性が高いです。
もちろん、「この程度なら頑張れる」と思う方もいると思います。でも、限界まで無理してしまうと、立ち直るのに時間がかかります。
本格的に心が壊れる前に、一度立ち止まってみてください。逃げることは悪いことではありません。
人間関係の悪化も危険信号
僕自身、働きすぎて心に余裕がなくなった時期がありました。毎日朝8時から夜10時まで働いて、帰宅は深夜。睡眠時間が足りず、常にイライラしていました。
洗濯機の乾燥が終わらないだけで、本気で怒りがこみ上げてきたり…。今思えば、精神的にかなり追い詰められていたと思います。
こうした状態になると、家族や友人との関係にも影響が出てきます。ちょっとしたことでイライラしたり、愚痴が止まらなくなったり。それが積み重なると、人が離れていく原因になります。
無理に合わせる必要はない
「自分を変えなきゃ」「もっと明るくならなきゃ」と無理をしても、それは長くは続きません。
社会にはいろんな役割があります。あなたが今いる場所に合わないからといって、社会不適合者というわけではありません。
環境を変えることで、自分の持ち味が活かされ、結果的に人の役に立つこともあるんです。
睡眠や食事が乱れ、心と体が壊れ始める
仕事で余裕がなくなってくると、まず睡眠の質が悪くなります。
僕も当時は仮眠すら満足に取れず、休日でも4時間しか寝られない日が続いてました。
食生活もひどいものでした。
仕事の合間にラーメンを急いでかき込んで、夜は毎晩お酒でごまかす。
気づけば体重も15kg以上増えていて、「完全に自分を見失ってたな」と思います。
朝は自販機で一番甘い缶コーヒーを買って、無理やりテンションを上げてました。
糖分とカフェインで無理やり体を動かす。
やる気なんて出ないから、とにかく血糖値を上げてごまかしてたんです。
今振り返ると、これは典型的なSOSのサインだったと思います。
睡眠も食もボロボロで、心も体も壊れかけてたんですよね。
世の中を恨み始めたら、本当に危険な状態
そして、もっとも危険なサインが「世の中を恨み始めること」です。
最初は「自分がダメだからうまくいかないんだ」と思ってました。
でも、その気持ちがだんだん「社会が悪い」「会社が悪い」「政治が悪い」と、他人や環境のせいに変わっていくんです。
「自分を受け入れてくれない社会がおかしい」
「こんな会社を作った人間が間違ってる」
そんなふうに考えるようになると、人生が変えられなくなります。
なぜなら、自分の行動に意味を見出せなくなるからです。
「どうせ何やっても無駄」って思ってしまうと、もう前に進めなくなるんです。
才能との出会いが、人生の転機になる
そんな時、僕に転機が訪れました。
自己理解のセッションを受ける機会があって、そこで「君にも得意なことがあるよ」と言われたんです。
正直、最初は信じられなかったけど、その言葉に救われました。
少しずつ自分の得意なことに向き合って、「こういう働き方があるんだ」と知ることができたんです。
今では、フリーランスとしてコーチングの仕事をしたり、音楽活動も楽しんでいます。
やりたいことをやりながら生きていける毎日って、本当に幸せです。
合わない仕事を続けている人に伝えたいこと
今、「自分の居場所がない」と感じている人へ伝えたいです。
その閉塞感は、ただ「仕事が合っていない」だけかもしれません。
僕もそうだったし、あなたもきっとそうです。
自分を責めないでほしい。
まずは、「この仕事、本当に合ってるのかな?」って、自分に問いかけてみてください。
解決の鍵は、自分の才能を知ること
じゃあ、どうすれば抜け出せるのか。
答えはシンプルで、「自分の才能を見つけること」です。
何が得意で、どんなときに力を発揮できるのか。
それをちゃんと理解しないと、転職しても同じことで悩むことになります。
僕は心から、あなたに自分の才能を見つけてほしいと思っています。
それが唯一の突破口だと、僕自身の経験から確信しているからです。
まとめ:才能を活かせば、人生は必ず変わる
自分に合わない仕事をしていると、心も体も壊れてしまいます。
でも、自分に合った働き方に出会えれば、本当に人生が変わります。
僕もそうだったように、きっとあなたも変われます。
まずは、自分を知ることから始めてみてください。