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いつ出るの?SPI適性検査を徹底攻略!言語・非言語・性格の見極め方と勉強開始時期

転職活動を始めようと思ったとき、よく聞くのがSPI適性検査。名前は聞いたことあるけど、苦手意識があるという方も多いと思います。私自身も最初は「こんなテストまであるの?」と驚いたひとりです。

今日は、SPIをどう捉えて、どう向き合えばいいのか、実体験や支援してきた方々の様子も交えながら、できるだけ分かりやすくお話しします。

これから転職を考えている方、SPIって何?という方にも、ざっくりとでもイメージが伝われば嬉しいです。

目次

SPIは全企業で必須ではない

まず知っておいていただきたいのは、SPIはすべての企業で行われるものではないということです。たとえば、書類と面接だけで判断する企業も多く、適性検査をまったく実施しない会社も珍しくありません。

逆に、大手企業ではSPIが使われることが多く、新卒の就活で経験された方にとってはおなじみかもしれません。ただ、中途採用では初めて受けるという方も少なくないです。

SPIの中身は?3つの分野を押さえておこう

SPIの出題範囲は、大きく分けて「言語」「非言語」「性格」の3つです。

非言語では、割合や速さ、表の読み取りといった数学的な問題が出ます。いわゆる算数に近い内容ですね。一方、言語では、語彙力や読解力を試される国語的な問題が出題されます。

性格検査では、「あなたはチームで動くのが好きですか?」といった自己理解に関する質問が続きます。企業側はこの結果をもとに、応募者の考え方や特性を総合的に判断します。

SPIが登場するタイミングは企業によって違う

転職活動でSPIが必要になるタイミングは、企業によって本当にバラバラです。

たとえば、書類選考と同時にSPIを求める企業もありますし、一次面接の前、あるいは最終面接の直前というケースもあります。

SPIの点数だけで合否が決まる企業もあれば、「参考程度」として使う企業もあるため、一概には言えません。ただ、どの段階で出されても困らないよう、事前に準備しておくことが大切です。

いつ勉強を始めればいいのか?

SPIが苦手という方からよく聞かれるのが、「いつから勉強したらいい?」という質問です。

私が支援した方の中には、「受かるかわからないから準備してもムダかも」と感じる方もいました。でも、実際には転職活動中に一度はSPIに出くわす可能性が高いです。

そのため、「どこかで出るだろう」と考えて、活動スタートと同時に1冊テキストを買って、スキマ時間に取り組むのが理想的です。

試験日までの猶予は1週間が目安

多くの企業では、「面接の前日までに受検をお願いします」など、SPIの受検期限が決められています。だいたい1週間前後の猶予が多い印象です。

この期間に集中して20時間ほど勉強できるかどうかが、対策のカギになります。

たとえば平日2時間、休日に5時間ずつなど、合計で20時間確保できるなら、この短期間での詰め込み型でも十分戦えます。

余裕がないなら、早めの準備が安心

ただ、仕事が忙しくて時間が取れないという方は、ギリギリの詰め込みはかなり厳しいと思います。そんな方こそ、転職活動を始めたタイミングで、SPIに対応できる力を少しずつ積み上げておくのが安心です。

SPIでなくても、他社独自の筆記試験に切り替わることもありますが、出題されるのはたいてい基礎的な読解力や計算力です。つまり、SPIで培ったスキルは、他の選考でも十分に役立ちます。


SPIで特に苦戦する「非言語」分野とは?

SPIの中でも特に多くの人がつまずくのが「非言語」分野です。国語的な内容の「言語」はまだ取り組みやすいのですが、非言語、つまり算数や論理的思考の問題になると、急に難しく感じる方が増えます。

実際、確率の問題や速さ・距離の計算、図形の角度や面積など、久しぶりに見ると手が止まってしまいます。「何となく分かるけど、解けない…」という声もよく聞きます。

年齢が上がるほどリハビリが必要になる

新卒時にSPIを経験している方なら、2〜3年以内の再転職なら記憶が残っているかもしれません。でも私のように40代になってから久しぶりに受けるとなると、当時の知識はすっかり抜け落ちています。

普段の生活で速さや割合の計算なんて、ほとんど使いませんよね。だからこそ、公式や解き方を改めて学び直すリハビリが必要なんです。最初は思い出せなくても、繰り返せば必ず慣れてきます。

問題集は1冊だけでなく、複数回すのがおすすめ

算数が苦手な方ほど、非言語分野を集中的に対策する必要があります。私もそうでしたが、1冊だけでは不安でした。そこで、異なる出版社の問題集を2~3冊使って勉強しました。

同じテーマの問題でも、出題の切り口が微妙に違います。でも、使う公式や考え方は同じ。複数の問題集で演習することで、いろんなパターンに対応できるようになります。

まずは7割を目標に、繰り返しで慣れていく

最初から完璧を目指す必要はありません。私が支援してきた方にも、「まずは7割を目指しましょう」とお伝えしています。実際、多くの企業では7割程度取れれば十分とされているようです。

もちろん、中には6割で通過できたケースもあります。ただ、全く解けない状態だけは避けたいところです。まずは答えを見ながらでもいいので、1回目は理解を優先し、2回目、3回目と繰り返すことで定着していきます。

SPIが不安なら、最初からSPIのない企業を狙うのもあり

「どうしてもSPIは無理」「数学は本当に苦手」という方もいらっしゃいます。そういう方は、戦略的にSPIを課していない企業を選ぶのも一つの方法です。

中小企業では、SPIを実施していないことも多く、独自の簡易テストを行うケースも見られます。例えば、手書きのプリントで簡単な計算や読み取り問題を出すような企業もありました。

ただし、どんな形式でも筆記試験がある以上、やはり事前の準備は必要です。油断していると、簡単な問題でも焦ってミスをしてしまいます。

私の体験談:大手と中小企業での違い

20代の頃、私は商業系の大手企業に応募したことがあります。そのときは、国語と算数のSPI試験がセットで出されて、かなり緊張しました。応募人数も多く、試験の結果で一気に絞られる印象でした。

一方で、中小企業ではもっとカジュアルでした。独自の問題用紙に、計算や国語の問題、さらには時事ネタまで混ざっていて、形式もバラバラでした。

特に印象に残っているのは、通貨単位の問題。日本の「円」だけでなく、米ドル、ユーロ、ポンドなど、世界の通貨が10カ国分も出てきて、全然準備していなかった私は焦ってしまいました。

まとめ:非言語は「慣れ」がすべて

SPIの非言語は、多くの人にとって厄介な壁です。でも、事前にコツコツ準備をしていけば、乗り越えることは十分可能です。特に繰り返し学習とパターンの理解がカギになります。

一度挫折した方も、ぜひもう一度問題集を開いてみてください。少しずつでもやれば、必ず前に進めます。SPIが出る企業でも、出ない企業でも、筆記試験で自信を持って臨めるよう、今から備えておくことが大切です。

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