今回は「38歳女性から、低収入の男性からしか申し込みが来なさそうで不安なんですが、大丈夫ですか?」というご相談をいただきました。結論から言うと、今のその考え方のままでは、1件も申し込みは来ませんよ、ということをお話ししていきたいと思います。
プレシアでは、皆さんからの婚活のお悩み相談を随時受け付けていますので、ぜひ動画下の概要欄からお送りください。
ご相談内容:38歳女性マッシュさんのケース
それではまず、女性のご相談内容を見ていきましょう。38歳女性、マッシュさんからのご相談です。
アプリと相談所、どちらがいいのか
「初めまして。私は38歳の女性で、年収は300万円台、見た目は中の中、大卒です。3年付き合っていた彼と別れたことをきっかけに、1年前からマッチングアプリを始めました。出会いの数はそれなりに増え、実際にデートやお付き合いもしましたが、前日まで電話で仲良くしていたと思った相手が、突然音信不通になることもあり、結婚まで至ることはありませんでした。
木島さんの動画を見て、『結婚したいなら結婚相談所の方がいい』とあったので、地元の相談所に話を聞きに行ってみました。会員さんの情報を見せてもらえるとのことで、5名ほど紹介されたのですが、正直、条件は普通ですし、見た目もやぼったくて、『え、童貞ですか?』と思ってしまうような男性もいて、正直レベルが低すぎると感じてしまいました。
相談所の60代の女性代表からは、『もう38歳なんだから贅沢言わず、もらってくれる人がいたら喜んで結婚した方がいい』と言われ、久しぶりに他人に対してイラっとしてしまいました。担当者の態度も、私をバカにしているように感じましたし、相談所に登録している男性もろくな人がいないようなので、やっぱりこのままアプリを続けた方がいいのかな、と思っています。私には結婚相談所は合わないのだと思います。」
と、締めくくられていますね。
同業者としてのお詫びと率直な感想
まず、同業者が失礼な態度を取り、不快な思いをさせてしまったようで、本当に申し訳ございませんでした。
「贅沢言わずにもらってくれる人がいたら喜んで結婚しなさい」という発言は、正直ひどすぎます。まるで人権がないかのような言い方ですよね。
相談の本質とアドバイスの限界
例えば、「昨日ほかの相談所に入ったばかりだけど、サポートがなさそうで不安だから代わりにアドバイスしてほしい」という希望で個別相談を申し込まれる方がいたとして、アドバイスをしようと思えばこちらとしてはいくらでもできます。
でも、婚活を成功させるという視点で考えると、「答えだけをその場で渡す」というのはダメなんだということを私はよく知っています。
「魚を与えるのではなく、釣り方を教えよ」という老師の言葉があるように、プレシアがたくさん持っている“魚”を1匹与えるのは簡単なんです。でも、今日の空腹はしのげても、明日またお腹が空いてしまいます。
そうなると、ずっと魚を与えてもらわないと生き延びられなくなるわけです。
問題の根本はどこにあるのか?
個別相談で「お見合いが決まらないんだったら、これをしたらいいですよ」と、その場の問題に対して答えを渡すのは簡単です。
でも、プレシアではそれをしていません。
なぜなら、「お見合いが決まらない」という問題が解決しても、次は「プレ交際に進めない」という新たな悩みが必ず出てくるからです。
プレ交際に進めても、「初回デートで振られてしまう」「2回目につながらない」「真剣交際に進めない」など、悩みは次々と出てきます。
だから、答えだけを無責任に教えるのは、一見優しいようで、実は残酷なんです。
他相談所に通っている人へのアドバイス
しかも、他の相談所で活動しているのであれば、まずは自分の担当者に、思っていることを正直に伝えた上で、「アドバイスが欲しい」と自分からしっかり伝えるべきです。
それでもアドバイスをもらえないのであれば、その相談所で活動して結婚を決めるのは難しいので、本気で相談所を変えることを検討すべきだと思います。
相談者の反応にも人間性が出る
そして、お断りした際のその方の反応にも、人間性がにじみ出ることがあります。
「わかりました。おっしゃっていることはごもっともです。今の担当者に、きちんと自分の意見を伝えてみますね」と、素直に受け止めてくれる方もいれば、
「せっかく申し込んだのに、相談させてもらえないなんてひどいです。口コミに断られたことを書きます」などと、脅しのようなことを言ってくる方もいらっしゃいます。
正直、怖いですよね。本当に怖い。
アプリと相談所、どちらが魅力的か?
最後に、「相談所にはろくな人がいない。アプリの方が魅力的な人が多い」というご意見についてですが、正直それは「そりゃそうですよね」としか言いようがありません。
アプリに登録している男性の写真って、本当に本人でしょうか?
私の写真を勝手に使ってアプリに登録していた人もいたくらいなので、掲載されている写真が本人かどうかなんて、どこにも確証はありません。
職業も年収も学歴も、すべて自己申告なら、全部が嘘の可能性もあります。
アプリには遊び目的の男性も登録しているので、コミュニケーション能力が高いかもしれませんが、女性を口説いて、飽きたらポイと捨ててしまうような男性も多いです。
遊び慣れた男性は、女性の扱いもうまいし、喜ぶ言葉もたくさん言ってくれるでしょう。
魅力的に見える男性とアプリ婚活の危うさ
そんな男性は、確かに魅力的に見えるかもしれませんが、男性と出会う目的が「結婚」であれば、マッチングアプリを使うという手段は間違っていますよ。目的を見失ってしまうと、どんどん間違った方向に進んでしまい、とうとう後戻りできなくなってしまいます。
この内容を聞いた上で、「それでも自分にはアプリが合ってる」「アプリで結婚相手を探すんだ」という気持ちが変わらないのであれば、それはそれでいいのではないでしょうか。
婚活って、1人で悩んで答えを出そうとすると、大抵の人が間違ってしまうんですよね。
右に進むべきところを左に行っちゃったり、前に進むべきだったのに後ろに戻ってしまったり。
そういう「間違った選択」をして、毎回「なんてこった…」って頭を抱えてしまう。
でも、それは皆さんが悪いわけじゃないんです。
身近に相談できる人がいなかったから、正常な判断ができなかっただけなんですよ。
ただ、一度間違った道を進んでしまうと、ゴールまでの道のりが長くなり、無駄なお金と時間がかかってしまいます。
皆さんはもう、そうなりたくないですよね?
そうならないために、私たち婚活のプロがいるんです。だから、ぜひプロを頼ってください。