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業界研究は「〇〇」が9割!企業に刺さる自己PR・志望動機作成の裏側

就職活動では、自分が志望する企業を考えるうえで、業界研究が欠かせません。


ただ、やり方が決まっていないため、どう進めればよいのか分からずに困った方も多いと思います。


そこで今回は、業界研究の目的から具体的なやり方、活用方法までを分かりやすく解説します。


目次

そもそも業界研究とは?

業界研究とは、各業界のビジネスモデルを理解し、仕事内容を具体的にイメージすることを指します。
たとえば食品メーカーを例に挙げてみると、外食産業や食品小売業などが取引先となり、自社の製品を販売して利益を得ています。
このように、どの業界と取引を行い、どこで利益が発生しているのかを知ることが、業界研究の基本です。
世の中には、自分が想像している以上にさまざまな業界が存在しています。
業界研究を怠ると、知らず知らずのうちにキャリアの可能性を狭めてしまうかもしれません。
そうならないためにも、目的を持って業界研究を行うことが大切です。


業界研究の目的は何か?

業界研究の目的は、企業や業界の情報を得て、自分の企業選びの軸と合っているかを見極めることにあります。
業界の特徴や仕事内容が、自己分析によって見つけた自分の志向や価値観と合っているかを確認しましょう。
つまり、業界研究を通じて得た情報をもとに、自己PRや志望動機(ESや面接で伝える理由)につなげていくことが最終的な目標です。
業界や企業で求められる資質と、自分の強みが合っているかを考えることがポイントです。


効果的な自己PRのつくり方

自己PRとは、自分の強みを伝える質問形式の内容です。
その強みを証明するには、これまでの経験やエピソードを使って説得力を持たせる必要があります。
つまり、業界で求められる資質と自分の強みの重なりを伝えることが、効果的な自己PRにつながるのです。
これらを踏まえると、業界研究の目的は「企業に評価される自分」をつくるためとも言い換えられます。


志望動機との関係性

業界研究のもうひとつの目的は、志望動機を作ることです。
志望動機は、社会で成し遂げたいことや目標を明確にすることから始まります。
その目標は、過去の経験をもとに導き出されるべきです。
そして、自分がやりたいことと業界のビジネスモデルが合っていることが、説得力ある志望動機をつくる上での前提になります。
このことからも、業界研究は企業に評価される志望動機を構築するために必要だと言えるでしょう。


業界研究を行うメリットとは?

正しく業界研究を行うことで、自己PRや志望動機の精度が高まり、企業とのマッチ度を高められます。
具体的なメリットや効果について詳しく知りたい方は、動画下の概要欄にある記事をぜひご覧ください。


業界研究のやり方を学ぶ

業界研究の目的を理解したら、次はやり方を学びましょう。
進める際は、今までお伝えしたポイントを意識して取り組んでください。
ここからは、具体的なステップごとに解説していきます。


業界を分類し、視野を広げる

まずは、世の中にどんな業界があるかを知ることが大切です。
本動画では、業界を以下の5つに分類しています。

・モノを作る
・モノを売る
・サービス・情報を提供する
・社会基盤を整備する
・資金を動かす

この分類を参考にして、自分の興味がある業界を絞り込んでいきましょう。

職種ごとの働き方と求められる資質

次に、職種ごとに働き方や求められる資質を考えてみましょう。
たとえば食品メーカーの場合、前述のような職種が代表的です。
ここからは、自分の専攻や志望をもとに、配属される可能性のある職種について具体的に考察していきます。

たとえば「生産管理」という職種を例に挙げてみましょう。
生産管理の仕事では、需要予測や原料の供給量をふまえたうえで、工場の生産計画を立てます。
そして、計画通りに生産が進んでいるかを管理し、必要があればその都度調整を行います。

工場側は、人材や設備の都合上、生産量には制限があります。
一方で営業側は、できるだけ多くの商品を確保したいというニーズを持っているため、両者の間で利害の対立が生じることもしばしばあります。

このような状況で求められるのは、現場や営業、購買担当といった複数の関係者の利害を調整し、最適な判断ができる力です。
もっと一般化すると、「価値観や立場の違う人と協力して成果を出す力」が必要だといえるでしょう。


多くの内定者がアピールする共通の強み

一見難しそうに感じるこの力ですが、実は多くの内定者が共通してアピールしている強みでもあります。
ユニスタイルでは、企業に伝えるべき強みを5つに分類しています。
総合商社であっても広告業界やメーカーであっても、求められる人材像には共通点が多くあります。
まずは、その5つの強みのどれに自分が当てはまるかを考えてみると良いでしょう。


業界の関係性を知り、比較する

次は、業界ごとのつながりに目を向けて、業界を比較してみましょう。
一つの仕事にも、実は多くの関係者が関わっています。
業界研究では、その関係者や業界全体の構造を理解することが大切です。

食品メーカーを例にとると、食品原料メーカー、総合商社、食品専門商社などが取引関係にあります。
こうした業界間のつながりを、中立的な視点から捉えて、メリット・デメリットを考えることが重要です。

そのうえで、他の業界と比べて「なぜこの業界なのか」を語れるようにしておきましょう。
自分の企業選びの軸や強みと関連付けて、「向いている理由」「やりたい理由」「興味のある理由」が伝えられると説得力が増します。


志望企業に受かるための対策

企業は、自社に貢献できる人材を採用したいと考えています。
だからこそ、単に自己PRをするのではなく、「企業が求める人材である」と伝えることが重要です。
業界研究を通じて、どのような資質が求められているのかを把握し、志望企業に評価される自己PRや志望動機をしっかり考えましょう。


業界研究のステップをおさらい

以上が、業界研究の主なやり方です。
ここまで紹介したステップに沿って進めれば、効率よく業界理解が深まるはずです。


業界理解を深めるための5つの観点

ここからは、業界をより深く理解するための5つの観点を詳しく紹介していきます。

1. 業界のビジネスモデルを理解する
ビジネスモデルとは、商品やサービスとお金の流れのことです。
具体的には、以下の3点に注目しましょう。
これらを意識することで、ビジネスモデルをより明確に理解できます。
詳しくは、概要欄の関連リンクをご覧ください。

2. 業界の市場規模を知る
市場規模とは、ある業界における売上総額のことです。
この指標は、その業界の成長性を測るうえでとても重要です。
たとえば、成長を重視する就活生が市場規模の縮小する業界を選んでしまうと、ミスマッチにつながる可能性があります。

3. 業界の歴史・動向・将来性を把握する
業界の将来性は、就職後の働き方に大きく影響します。
最近の動向を知らず、古いイメージのままで志望すると、入社後に「思っていた業務と違う」と感じてしまうこともあります。
そうしたズレを防ぐためにも、最新のニュースや業界の将来像は必ずチェックしましょう。

4. 代表企業ごとの違いを理解する
企業ごとの事業内容や社風、理念を理解しておくことはとても大切です。
なぜその企業を志望するのかを説明する際、根拠となる情報が求められます。
しっかり調べておかないと、志望度が低いと判断される可能性もあります。

5. 話題の企業とその理由を把握する
業界で話題の企業とその理由も押さえておきましょう。
「話題になっていることは知っているけど、理由は分からない」という状態では、説得力に欠けてしまいます。
業界に対する興味や熱意を伝えるためにも、最新のトピックを理解することが大切です。


インプットとアウトプットをセットで

業界研究の目的は、単に業界知識を増やすことではありません。
企業に評価される自分をつくるために、自分の強みや志望理由との接点を考えることが本質です。

得た知識をアウトプットとして活用することも忘れないでください。
たとえば、ESに反映させて添削を受けたり、実際に企業に提出して通過率を確かめたりするのも有効な方法です。


実際の社員に話を聞いて確かめる

OB訪問などで自分の考えを伝え、実際にその業界で働く人に確かめてみるのも非常に有効です。
自分の強みや価値観が、その業界や企業で本当に求められているのかを知るためには、リアルな声を聞くのが一番です。


最後に

ここまで、業界研究の目的と具体的なやり方について解説してきました。
業界研究とは、自分と企業とのマッチ度を確かめるための手段です。
ぜひ、インプットとアウトプットの両方を大切にして、納得のいく就職活動に繋げてください。

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