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結婚して幸せになれる人・なれない人の決定的な違いとは?あなたの未来を左右する〇〇

今回は「結婚して幸せになれる人・なれない人」についてお伝えしていきます。

結婚すれば誰もが幸せを感じるわけではありません。夫婦仲が良いことはもちろん大切ですが、それ以外にも、結婚して幸せを感じられる人と、結婚しても幸せを感じられない人には大きな違いがあります。

「結婚と幸福度の関係」については、これまでにさまざまな研究で言及されていますが、今回は“結婚して幸せになれる人の特徴”に焦点を当ててお話ししていきます。

対人関係が得意な人

友達や先輩・後輩との人間関係は、生きていく中で常についてまわるものですが、対人関係が苦手な人は、結婚しても幸せを感じにくい傾向があります。

オークランド大学の研究では、4,024人を対象に「恋人との関係性と対人トラブルの関連」について調査したところ、対人トラブルが苦手な人は、結婚すると幸福度が下がることが分かりました。

一方、対人トラブルにうまく対処できる人や、こだわりが少ない人は、結婚することで幸福度が上がる傾向にあります。

結婚生活は、二人で協力して築いていく、究極の対人関係といえます。だからこそ、対人関係が苦手な人は、結婚することで相手も自分も苦労する可能性が高いのです。

つまり、結婚で幸せになれる人もいますが、結婚に向いていない人は、無理に結婚する必要はないということですね。

もし相手との結婚生活に不安があるなら、「対人トラブルは苦手ですか?」と聞いてみるのも一つの手です。


適当主義者

完璧主義で、常に最高の結果を求めるタイプ——いわゆる完璧マイザーは、結婚では相手の外見的な要素を重視しがちなため、結婚後に後悔する可能性が高いです。

一方で、適当主義者で、ある程度の結果でも満足できるタイプ、いわゆる“さっぱりマイザー”は、結婚生活において満足しやすい傾向があります。

フロリダ州立大学の研究で、243組の新婚夫婦を対象に「イケメンの夫や美人の妻と結婚すると幸せになれるか」という調査を行った結果、完璧主義者は見た目が良い相手と結婚することで幸福度が上がることが分かりました。

しかし、適当主義者の場合は、パートナーが美男美女かどうかに関係なく、幸福度はあまり左右されないという結果になりました。

この調査は3年間かけて行われたものですが、10年、20年と時が経ち、外見的な魅力が薄れていくと、完璧主義者は「失敗だったかな」「もっと良い人がいたのでは」と後悔し、不幸を感じる可能性が高いようです。

つまり、完璧主義者は、外見によって結婚生活の幸福度が大きく変わりやすいということですね。

その点、適当主義の人は外見的な要素にあまり依存せず、結婚生活に対して幸せを感じやすいといえます。


外向的な人

結婚して幸せに感じる人と、そうでない人の違いは、外向性の高さによっても変わってきます。

ドイツの研究では、2,000人を対象に8年間の追跡調査が行われました。その結果、男性の場合、外向的で他人と積極的に関わり、コミュニケーションをとるタイプは、結婚後も長期的に幸せを感じやすい傾向があることが分かりました。

人間関係を大切にし、他人とのつながりを持っている男性ほど、長く満足度の高い結婚生活を送りやすいようです。

一方、女性の場合はやや異なり、内向的であまり人と積極的に関わらないタイプの方が、わずかな差ではありますが、結婚満足度が高くなるという結果が出ています。


結婚前の交際人数が少ない人

結婚前に交際人数が少ないほうが、結婚後の幸福度が高いというデータもあります。

バージニア大学の研究で、1,000人を対象に5年間の追跡調査を行ったところ、交際人数が少ない人ほど、結婚生活に満足している傾向が見られました。

交際人数の平均は5人でしたが、交際人数が1人だけだった人のほうが、より高い幸福度を感じていたのです。

交際人数が多いと、相性の良い相手と出会える可能性も高くなる反面、過去の相手と比較しやすくなり、結果として幸福度が下がるというデメリットもあるのです。

幸せになれる結婚適齢期と結婚生活の満足度について

実際に、匹シャス大学の研究会が2万件以上の調査をもとに導き出した結果によると、幸せになれる結婚適齢期は22歳から25歳だとされています。また、バージニア大学の研究でも、20歳から24歳の間に結婚した人は、夫婦ともに満足度が高いということが分かっています。

このように、交際経験が浅い段階で結婚することは、幸せになれる一つの選択肢といえるのです。

計画性が高い人にとっては、結婚する前に「なんとなく」で同棲を始めることが、満足度を下げる原因になる可能性があります。バージニア大学の調査でも、結婚を見据えた同棲とは異なり、「もっと一緒にいたい」などの軽い気持ちで始めた同棲は、結婚生活に悪影響を及ぼす可能性が高いことが示されています。

結婚と計画性は非常に密接に関係していることが分かっているので、お金や子ども、生活においてしっかりと将来を見据えて、計画的に行動することが、満足度の高い結婚生活を送るうえで重要な要素となります。

収入と結婚による精神的幸福の関係

結婚することで精神的に幸福を感じられるかどうかは、個人の収入の高さによっても変わってきます。

収入が低い人ほど、結婚することによってメンタル面での健康的なメリットを感じやすいのです。ジョージア州立大学の研究では、4340人の男女を対象に、結婚と精神面の関連性を調べた結果、収入が平均よりも低い人ほど、結婚によってうつ病の発症率が低くなり、不安を感じにくいということが分かりました。

一方で、年収が高い人は、結婚していても独身であっても、うつ病の発症率には大きな差がないことも明らかになっています。つまり、結婚することで精神的に安定し、落ち着けるのは、特に収入が低い人に限られる傾向があるのです。

結婚することで、たとえお金が少なくても、パートナーと協力し合えるという安心感は大きな支えになりますよね。

もちろん、年収が高いことで離婚率が低かったり、金銭面での悩みが少ないというメリットもあります。ですから、悪いことは一つもありません。

素敵なパートナーと出会えた人にとっては、結婚することで統計的に幸せになれる可能性が高まるのです。

結婚と幸福度の関係

全米経済研究所が膨大な研究データをもとに、独身者と既婚者の幸福度を比較したところ、どの年代においても既婚者の方が幸福度が高いことが分かりました。

人生の満足度は、一般的には30代から徐々に下がり始め、50代後半くらいから再び上がっていきます。しかし、独身者と比べて既婚者は、その幸福度の落ち込みが抑えられており、人生の大変な時期にも、パートナーの支えがあることで、幸せを保ちやすくなるのです。

また、結婚すること自体に、幸福度を高めるポジティブな効果があることも分かっています。ただし、不満のある結婚生活を送ってしまう場合には、独身の方が幸福度が高いという傾向もあることが明らかになっています。

結婚と幸福についての研究では、夫婦関係に満足している場合は、独身者よりも幸福度が高い一方で、夫婦関係に不満を抱えている場合は、既婚者の方がかえって幸福度が低くなるというデータもあります。

人生でつらい時に、そばにいるパートナーが助けになってくれるどころか、かえって悪影響を与えてしまうような関係だと、より幸福度が下がってしまうのです。

だからこそ、結婚では個人の特性も大切ですが、素敵な関係を築けるパートナーと出会うことが、何よりも重要になりますね。

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