韓国の記事にシユンさんの記事が掲載されていましたので

皆さんにご紹介します。


<スタッフ翻訳文>

ユン・シユン、「満足できない結果が、むしろ祝福でした」


©MOA ENTERTAINMENT


「ドラマ『製パン王キム・タック』を除いては大ヒットした作品がなくて、

至らないスコアで演出者と作家にはいつも申し訳なかったです。

でもいつも2~3%足りない結果が、僕にはむしろ祝福だったと思います。」


1月13日(月)午後、ソウル江南区のカフェで

TVレポートと会ったユン・シユンは、謙虚で冷静だった。

「謙虚」という言葉も否定するほど謙虚だったが、

自分の成果を評価するには容赦なかった。


1月9日(木)、放送が終了したドラマ『サイコパス・ダイアリー(仮)』で、

自分がサイコパス連続殺人犯だと勘違いした、

誰よりも優しいユク・ドンシクを熱演したユン・シユンは

画面の外でもユク・ドンシクの優しい性格そのままだった。


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ユン・シユンも「キャラクターに似ている」とよく言われたという。


「私が考えるシンクロ率は1~2%なのに、他人は100%と言っています。

カモをどう演技したらいいのかと悩んでいましたが、

監督からも演技しないでほしいと念を押されました。

飲み会で僕の姿を見て「シユン、そのままやればいい」と言われたので、

僕は人々からそんなにカッコいいと思われてないんだなと思いました(笑)」


彼は、自分がサイコパスだと勘違いするユク・ドンシクは、

実は一般的な人々の物語を盛り込んでいるキャラクターだと説明した。


「ドンシクというキャラクターで普通の私たちが、

弱く不器用だから経験することを見せたかったんです。

自分がサイコパスというとんでもない勘違いをした中で、

本質的には自尊心を回復し、勇気を得る過程も。

カモとサイコパスは象徴的な意味だっただけです」


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スリラーとコミック要素が共存するドラマ『サイコパス・ダイアリー(仮)』の

撮影現場は簡単ではなかった。

特に、パク・ソンフンとの最後の決戦が難しかったという。


「終盤は難しい部分が多く、徹夜をしていました。

このドラマで人々がたくさん死んでいきますが、一人死ぬ度に

徹夜をしていると思っていただければいいです。

最後に、ソンフンさんがなかなか処理できなかったんです。

何日闘っても死にませんでした(笑)」


しかし、ユン・シユンは「時間が経てば、辛かったことは覚えていないので、

むしろもう一度やろうと思った」と打ち明けた。


「苦労するのは大丈夫です。当時は、大変で小さなことですねっていましたが、

ドラマが終わってみると、大変だったことは何も覚えていません。

ただ、『もう少し頑張れば、1回でも多く撮影していればよかった』と思います。

『どうせ覚えていないから、1回でも多くやろう』ということを経験的に悟りました。」


彼は、大変な撮影状況でも自分より同僚のチョン・インソンを心配していた。


「むしろインソンさんが心配でした。

実際に見ると、本当に痩せていて、小さくて拳みたいなんですよ(笑)

そうでなくても、寒くて大変なのに、

それに加えSBSのバラエティ番組『路地裏食堂』までやってきます。

僕にKBS 2TVバラエティ番組『1泊2日』の時、

どうやって撮影を両立したのかと聞いていました」


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ユン・シユンが努力したにもかかわらず、

ドラマ『サイコペス・ダイアリー(仮)』の視聴率は、

1~2%台の沼をさまよっていたが、最終話は3%で放送が終了した。

残念な数字だが、ドラマ『サイコパス・ダイアリー(仮)』チームは、

お互いを心配していたという。


「現場の雰囲気はとても良かったです。イ・ジョンジェ監督がすまないと言っていました。

むしろ私たち(俳優たち)のほうが申し訳ないのに。

チャンネルを止める力は、人気ではなく演技的な信頼感だと思います。

僕にはまだそれが足りなかったと思います。

またイ・ジョンジェ監督と再会できれば、

より俳優としての信頼感を築いてから会いたいですね。」


実は、ドラマ『サイコパス・ダイアリー(仮)』が伸びていないのは、

視聴者の期待ほど早く展開されていないストーリーのせいもある。

しかし、ユン・シユンは全部自分の演技に責任を転嫁した。


「俳優としては僕が立体的に描けなかったことを責めるのが正しいと思います。

ドンシクが覚醒する前に、面白い部分を作るべきではなかったかなと思います。

結局は俳優が責任を負う位置ですから。」


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ユン・シユンは、撮影をする機会があるだけでも感謝しているとし、

「私を主人公にしてくれるのが恐縮だ」という言葉を繰り返した。


「今でも撮影現場に行くのはワクワクして好きです。

ここまで何かを好きになったことがなかったんですが、毎回そうです。

『今回の作品が終わって、また僕にこんな機会が来るだろうか?

また僕を主人公として使ってくれるだろうか?』と考えたら、

今も恐縮で感謝しています。

少なくとも僕と一緒に働く人々の自慢になる俳優になりたいです」


デビュー以来、ずっと主演だけを演じてきた

12年目の俳優に聞くにはどうしても見慣れない言葉。

「本当に謙虚だ」という言葉に彼は「そんなことはない」と手を振った。


「謙虚ではないです。自己を客観視できれば発展もあると思います。

僕たちのような職業はどこかに行って「No」という話を聞きません。

上手だからではなく、注目される職業だからみんな「Yes」と言ってくれるんです。

でも僕が本当にいつも「Yes」だと思えば、そこから個人の人生が駄目になると思います」


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ユン・シユンは、2009年MBC『明日に向かってハイキック』で

デビューし大きな人気を得た後、

KBS 2TVドラマ『製パン王キム・タック』、『最高の一発』、『緑豆の花(仮)』、

TV朝鮮ドラマ『不滅の恋人』などできちんとフィルモグラフィーを築いてきた。


しかし、彼は自分のスコアが常に足りなかったとうつむいた。

また同時にそれが祝福だったと表現し、視線を集めた。


「ドラマ『製パン王キム・タック』を除いては、大ヒットした作品がなくて、

至らないスコアで演出者と作家にはいつも申し訳なかったです。

それをファンの応援が埋めてくれたが、シャンパンを開けることはできませんでした。

作品がうまくいって数億ウォンももらっている人たちが羨ましいけど、

いつも2~3%と至らない結果の僕にはむしろ祝福だったと思います。

もし本当に大ヒットしてしまったら私も生意気になっていたのではないかと思います」


自分にあまりにも厳しいのではないかという指摘にも、

彼は「冷静に判断しなければならない」と謙遜を忘れなかった。


「冷静に判断すると、僕は良い作品のおかげで今でも恩恵を受けながら働いています。

だから自分自身に厳しくしなければなりません。

本当はドラマ『製パン王キム・タック』もチョン・グァンリョル、チョン・インファ先輩のような

大人たちが頑張ってくれたのに、タイトルが『キム・タック』だから

まるで自分がよくやったように感じられるんです。」


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ユン・シユンはどうしてこんなに自分を冷徹な視線で振り返るようになったのだろうか。

彼はその理由を、初めて演技を学んだ

ドラマ『明日に向かってハイキック』のメンバーから求めた。


「僕が新人の時に、とても真似したかった俳優がシン・セギョン、チェ・ダニエルでした。

例えば、今撮影現場に行くと、新人たちにコーヒーを買ってあげるんですよ。

緊張するなと話もしますし。それはチェ・ダニエルがやっていたことです。

それがとても格好よく見えたんです。

またセギョンさえ来れば現場の雰囲気が明るくなり、楽になりました。

寝れず疲れた人も力が出たり、僕のような相手の俳優も信じて仕事ができました。


最初の師匠がとても良かったので、今も夢見ています。

どこかで彼らが僕に関する話を聞いた時、僕もそんな人だという話を聞けたらうれしいです。

初心を失って生意気にならずにね。

今も経歴10年だと生意気になってスケジュール調整の話をしながらも、

一度もスケジュールで文句を言わないイ・スンジェ先生を思いながら

心を落ち着かせています。」


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