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就活で生成AIは使っても大丈夫?バレるリスクと企業の本音を解説!

「就職活動で生成AIって使っていいんですか?」
「もし使っていることがバレたら、企業からマイナスのイメージを持たれるんじゃないですか?」

最近、こういった相談をよく受けるようになりました。

今回は、就職活動における生成AIの使い方や、企業がどう捉えているのかという点について、詳しく解説していきます。

目次

生成AIを使う学生はどれくらいいるのか?

最近のデータから、就職活動における生成AIの利用実態をお伝えします。

マイナビが行った調査によると、就職活動中の学生の生成AIの利用状況は、2024年卒と2025年卒で大きく変化しています。

  • 2024年卒では、生成AIの利用経験が「ある」と答えた人は約40%未満でした。
  • しかし2025年卒では、60%以上の人が利用経験ありと答えています。

この傾向を見ると、2026年卒ではさらに利用率が高まると予想できます。


どんな用途で使われているのか?

生成AIは主に、エントリーシート(ES)の作成や推敲といったテキスト生成の場面で活用されていることが分かりました。

たとえば、

  • 自己PRや学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)の文章をChatGPTに入力し、
     「この会社でより活躍イメージが湧くように、文章をブラッシュアップしてください」
     とお願いすると、生成AIが改善案を提示してくれます。

また便利な使い方としては、ESの文字数調整です。

例えば、最大で書いたガクチカを「ESでは400文字に」「企業によっては200文字に」…と文字数を変えなければならない場面があります。

そういうときにもChatGPTに、

  • 「この内容を400文字にまとめてください」
  • 「採用担当者に魅力的に映るよう、200文字で整理してください」

と頼むと、指定の文字数で効果的に伝える内容を出してくれるんです。


時間の有効活用にもつながる

このような使い方をすることで、ES作成にかかる時間を短縮し、その分を企業研究や業界研究にあてる学生も増えてきています。

「まだ使ったことがない」という方も、ぜひ一度参考にしてみてください。


自己分析・業界研究にも使える!

生成AIは、テキスト作成だけでなく自己分析や業界研究にも活用できます

たとえば、ChatGPTに対して、

  • 「あなたはキャリアコーチのプロです。私に質問を投げかけて、私に合った仕事を導き出してください」

と依頼すれば、自分に合う仕事を提案してくれることもあります。


業界研究にも活用できる

業界研究においても、

  • 「この業界で働く上で重要なポイントは?」
  • 「向いている人・向いていない人は?」
  • 「この業界の将来性について教えてください」

といった質問を投げると、かなり多くの情報を出してくれます。

もちろん、正しくない情報が含まれていることもあるので、1つずつ検索で裏取りすることが大事です。
でも、情報収集の“初動”として生成AIを使うことで、効率よく全体像をつかむことができるので、おすすめの使い方です。

生成AIはバレる?就活での使用率と企業の印象

学生が生成AIを使っていることに企業が気づいている割合は、4.6%から12.3%へと増加しています。
とはいえ、実際の学生の利用率と比較すると、まだまだ少ないと言えるでしょう。
つまり、現状では「バレていない」ケースがほとんどなんです。

では、なぜバレないのか。

これは、生成AIの内容をそのままコピペして使っていないケースが多いからです。
そのまま丸写しにすると、さすがに「何か不自然だな」と思われてしまいます。
でも、あくまで補助的に使い、自分の書いた文章をもとに改善や推敲に活用しているなら、それはAIのサポートに過ぎません。
結果として、「生成AIっぽいな」と感じさせない仕上がりになっているということです。


コピペは危険?添削していると分かること

私自身、日頃からいろいろなESの添削をしていますが、「これは生成AIで書いたな」と分かる文章は、やはりあります。

特に、そのままコピペで提出されたものは、文章の流れや表現が不自然だったり、内容が薄く感じられたりするんですね。
そうした場合、企業側にマイナスな印象を与える可能性もあるので、
生成AIの使用はあくまでも“補助的”な範囲に留めておくことをおすすめします。


企業は生成AIの使用をどう思っているのか?

ここが、皆さんが一番気になるところだと思います。
「学生が就活で生成AIを使っていることを、企業はどう思っているのか?」

その答えが、調査結果にはっきり出ています。

  • 2024年卒対象の調査では、
     「活用してほしい」と答えた企業が44.1%
     「活用しないほうがいい」は31.1%でした。
  • 2025年卒になると、「活用してほしい」が57.7%に増加し、
     「しないほうがいい」は2割程度
    にまで減っています。

つまり、企業の多くは、生成AIをポジティブに捉えているということがわかります。


なぜ企業は前向きに捉えているのか?

それは、企業自身が業務で生成AIを使い始めているからです。
24年、25年と世の中が変化してきた中で、AIを使いこなせることが当たり前になりつつあるんですね。

私自身も日常的に生成AIを活用していますが、仕事の質も上がるし、スピードも速くなると感じています。
これからのビジネスシーンでは、生成AIを使いこなせることは大きなアドバンテージになります。

だからこそ、学生のうちからAIに慣れておくことは、社会に出てからの活躍にもつながると強く思っています。


効率的な就活のために活用しよう

就職活動って、ほんとうにやることが多いですよね。

  • 業界研究
  • 職種研究
  • 自己分析
  • エントリーシートの作成
  • テスト対策
  • バイト
  • サークル活動……

正直、全部を同時並行でこなすのは大変だと思います。

だからこそ、できるだけ効率的に進めることが大事なんです。
生成AIをうまく活用しながら、就活の負担を軽くしていきましょう。

まとめ:生成AIをうまく使って就活を乗り切ろう

就活を成功させるには、時間の使い方と情報の取り方がカギになります。

  • 生成AIを使って文章作成や分析を効率化する
  • プロの知見でさらに精度を上げる

この“二本立て”のアプローチで、ぜひ就活を乗り越えてください。

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