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事務職の真実!「向いてない人」の特徴と合格を掴む志望動機・アピール術

今日は「事務職の就活」についてお話しします。

総合職ではなく、事務職に就きたいという方も結構いらっしゃると思います。今回は、事務職の就活について、以下の3つの構成でお話しします。

  1. 事務職って本当にいいの?
  2. 事務職で何をアピールすべきか
  3. 事務職の志望動機はどう書けばよいか

この3本立てでお届けしますので、よかったら最後までご覧ください。そして高評価・コメントもいただけたら嬉しいです!

それでは早速始めていきましょう。


目次

事務職を志望する前に考えてほしいこと

まず最初に、ちょっと辛口な話になりますが、「楽そうだから事務職にしよう」「営業はやりたくないから事務職を選ぶ」というような理由で事務職を目指すのであれば、正直やめておいた方がいいと思います。

これは社会人としての、ある意味“老害アドバイス”かもしれませんが、私はそう思います。

なぜかというと、大きな理由が2つあります。

まず1つ目、「楽そうだから」という理由で事務職に就職する人が、実際にかなり多いんですよね。でも、そういう人たちは入社してから「仕事がつまらなすぎる」と感じて、辞めてしまうケースが非常に多いです。

Twitterなどで「事務職になりました!」とポストしていた人が、4月以降になって「マジでつまんない、辞めたい」と言っているのをよく見かけます。

仕事が楽しくなくてもいい、やりがいがなくてもいいと思っているかもしれませんが、「つまらない」というのは、実際にはかなりの苦痛です。

特に事務職はルーティンワークが非常に多くて、時間の流れがすごく遅く感じます。バイト感覚でやるには向いていません。
暇すぎる仕事って、逆に地獄なんですよ。変なおじさんに話しかけられるような環境だったりして、本当にしんどいです。

2つ目の理由は、「思っているより忙しい」ことが多いという点です。

このあと「事務職のデメリット」としてもお話ししますが、事務職って、特に下積みの時期は結構忙しいんです。しかも、理不尽なことを押し付けられることも多いです。

たとえば、営業部門からの急な依頼で「これ今すぐやって」って言われたり、「今めっちゃ仕事あるんだけど……」と思いながら対応する場面もあったりします。

要するに、ストレスが溜まりやすいんですよね。仕事がつまらないうえに、ストレスもかかるという。


事務職の4つのデメリット

次に、事務職のデメリットについてお話しします。大きく4つあります。

① 転職には不利なケースもある

将来的に転職を考えている人にとっては、事務職はあまりベストな選択ではないかもしれません。

確かに調整力やコツコツと取り組む力、折衝力などは身につきますが、それは汎用的なスキルであって、専門的なスキルではありません。

営業職などの場合は、成果が数字で見えやすく、専門スキルも身につきやすいので、転職の際に武器になりますが、事務職はそうではないことが多いです。

Excelスキルや事務処理能力は身につきますが、それだけで戦うには厳しい場面も多いと思います。

とはいえ、小規模な企業で営業事務や貿易事務、経理業務などを兼任するケースでは、例外もあります。業務範囲が広ければ、それなりの経験値も得られます。

② ルーティンワークが多く、単調で飽きやすい

事務職は、日によってほぼ決まった業務を淡々とこなすスタイルが多いです。
一つのパソコンとにらめっこして、延々と入力作業やチェック作業をするという仕事が中心なので、向いていない人には非常に退屈に感じられると思います。

③ 成果が見えづらく、納得感を得にくい

意外と多いのが、「仕事に納得感がない」「頑張っても認めてもらえない」という悩みです。

営業などは数字で成果が見えるので、「この人はすごい」と評価されやすいのですが、事務職は仕事の成果が可視化されにくく、「それくらいやって当然だよね」と思われることが多いです。

「頑張ってるのに出世できない」「評価されない」と感じて、ストレスを溜めてしまう人もいます。

④ ストレスが多く、理不尽な扱いを受けやすい

最後に、やはりストレスが多いという点です。
正直、事務職は社内で軽く扱われることがあるんですよね。「バックオフィスは縁の下の力持ち」とは言うものの、実際には「使い勝手のいい人」扱いされることも。

営業や管理職から、突然「これ今すぐやって」「これあの人に伝えといて」と雑な指示が飛んできたり、「それ俺がやること?」とツッコミたくなるような仕事を振られることもあります。

会社の中でそういう役割として扱われがちで、それが当たり前になっている企業文化もあったりします。採用の段階で「ちょっと合わないかも」と感じたら、避けた方がいいかもしれません。


それでも事務職に就きたいなら

ここまでで事務職のデメリットをお話ししました。
それでも「自分には合ってる」「営業職はどうしても無理」「アドミン系が好き」という方もいらっしゃると思います。

そういう方は、自分の適性に合っていると感じたら、それはそれで良い選択です。

このあとは、「事務職でのアピールポイント」をお話ししていきます。
次のセクションでは、面接やエントリーシートでどうアピールすべきか、ポイントを3つに絞ってお伝えします。

事務職でアピールすべき3つのポイントと志望動機の考え方

1. コツコツと丁寧に仕事ができるか

まず1つ目のポイントは、みなさんも想像しやすいと思いますが、「コツコツと仕事ができるか」という点です。事務職はルーチンワークが多いので、物事を丁寧に、粘り強く取り組める人が向いていると思います。

なので、そういった姿勢をアピールできると良いんじゃないかと思っています。

2. ストレス耐性・柔軟性があるか

2つ目は、先ほども少し触れた「ストレス耐性」や「柔軟性」です。

事務職は、理不尽なことに対応しないといけない場面も多く、部署横断で調整をしたり、細かい部分に気を配ったりと、ストレスが積み重なりやすい傾向にあります。

そういった環境でもうまく対応できるかどうか、企業はしっかり見ていると思います。

実際、「事務職の面接で圧迫気味だった」という話を聞くこともありますが、それはストレス耐性を見ているのだと考えられます。そうした観点で見られていることを理解しておくと良いと思います。

3. コミュニケーション能力

3つ目は、「コミュニケーション能力」です。ここが実は、非常に重要なポイントになります。

よく、「人と話すのが苦手だから、残業もなさそうな事務職を希望している」という人がいますが、意外とそこでつまずくことが多いんです。

実際には、コミュニケーション能力がかなり求められます。

たとえば、先ほども話したように、営業からの急な依頼に対応するときには、しっかりと確認を取り、必要があれば要望を伝える必要があります。
部署間の調整や連携も多いので、相手の意図を正確にくみ取ったり、自分の考えをわかりやすく伝える力が求められます。

さらに、営業担当が「このお客様から発注が入りました、見積書や契約書をお願いします」と言ってきたとき、もし事務担当が一人で対応するのであれば、書類作成の責任は重大です。

誤りがあれば契約ミスに繋がり、会社の信頼問題にもなるので、「この部分の情報はこれで正しいですか?」と事実ベースで確認を取る力が非常に大切になります。

感情や主観ではなく、事実を整理し、伝え、受け取る力。これこそが、事務職における本質的なコミュニケーション能力だと思っています。

こうした力があることで、理不尽な要求を防いだり、スムーズに業務を進めたりできるので、仕事全体がかなりやりやすくなります。


Webテスト(SPIなど)の対策も忘れずに

補足ですが、Webテスト(SPIなど)の対策も、しっかり行ったほうが良いです。

というのも、事務職の場合、Webテストの基準点を総合職よりも高めに設定している企業もあるんです。全ての会社がそうというわけではありませんが、「事務処理能力の高さ」を測りたいという企業の意図があって、そういった傾向が見られるケースがあります。

また、事務職は応募数がとても多く、倍率も高いので、Webテストで足切りされることも珍しくありません。だからこそ、事前の対策が非常に大切だと思います。


志望動機の考え方

次に、志望動機の書き方についてお話しします。
「事務職の志望動機ってどう書けばいいかわからない」と悩む人が多いですが、結論から言うと、他の職種(総合職や技術職など)と基本的に考え方は同じです。

つまり、最初に来るのは「自分の過去の経験から、どんなことを成し遂げたいと思ったのか」という軸です。

誰に対して、どのような影響を与えたいのか。
自分がどう在りたいと思っているのか。

この「想い」が最上段に来て、そのあとに「それをどんな手段で実現したいと思ったのか」という流れになります。
つまり、「誰を、どんな方法で、どう変えたいか」。この「手段」の部分が業界や職種になるわけです。

そういう意味では、同じ「事務職」でも、業務内容や会社の事業内容によって、アプローチの仕方は当然異なってきます。


まとめ:事務職として活躍できる理由を語ろう

最後に、その中で「自分が活躍できる職種がなぜ事務職なのか」という理由を語ることが大事です。

たとえば、「丁寧に物事を進める力」「ストレスに強い柔軟な対応力」「事実を正確に伝えられるコミュニケーション力」など、これまで話してきたアピールポイントと結びつけながら、「だから私は事務職でこそ活躍できると思った」と言えることが重要です。

営業職や技術職など、他の職種に比べて事務職は控えめに見られがちですが、本質的な志望動機の考え方はまったく同じです。

誰にどんな価値を届けたいのか。
そのために、この会社、この職種で働くことが、自分にとって一番だと思えた——そう語れる志望動機が書ければ、十分伝わると思います。

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